旅と感覚|くすしき
2026.09.21
スマホをしまう旅。四万温泉でデジタルデトックス|くすしき
スマホをしまってみる。デジタルデトックスの旅へ
忙しい毎日。
そのなかで、ぽっかりと空き時間ができることがあります。
「やった。ゆっくりできる。何もしない時間を過ごすチャンスだ」
そんな場面を思い出してみてください。
何もしない時間のはずが、気がつくとスマホをだらだらと眺めている。
SNSを見たり、ニュースを読んだり、動画を見たり。
そして後になって、
「せっかく時間があったのに、もったいない使い方だったな」
「なんだかスマホに支配されているみたいだ。よくないなぁ」
と思う。
そんな経験があるかもしれません。
私もそうです。
いつも身近にスマホなどのデジタル機器があると、用事がなくてもついつい触ってしまいます。
旅先で、スマホをしまってみる
そこでおすすめしたいのが、デジタルデトックスの旅です。
くすしきにチェックインすると、スタッフからお部屋でひとつおすすめすることがあります。
「スマホを、しまってみませんか?」
くすしきの客室には、スマートフォンをしまうための小さな箱を用意しています。
もちろん、使うかどうかは自由です。
でも、せっかくならスマホだけでなく、スマートウォッチや腕時計も一緒にしまってみる。
くすしきにはテレビもありません。
時間を調べようとしても時計がない。
何か気になっても、すぐには検索できない。
写真を撮ろうと思っても、スマホがない。

最初はちょっと落ち着かないかもしれません。
でも、それもデジタルデトックスの旅の面白さです。
スマホの代わりに、何を持っていこう
スマホを置いて旅をするなら、その代わりに少しアナログなものを持ってくるのもおすすめです。
たとえば、カメラ。
あっ、カメラも今はほとんどデジタルですね(笑)。
せっかくなら、撮れる枚数が限られていたり、撮った写真をすぐ確認できなかったりする、ちょっと不便なカメラを持っていくのも面白いかもしれません。
あるいは、紙の本。
読みかけだった本でも、ずっと読もうと思っていた本でもいい。
万年筆と便箋やハガキを持ってくるのもいいですね。
いつもならLINEで「温泉に来ています」と送るところを、旅先からあえて手書きで一枚。
届くころには、自分の方が先に家に帰っているかもしれませんが(笑)。
旅に出る前に、
「スマホをしまったら、何をしよう?」
と考えて、そんなものをひとつ鞄に入れておくのも面白いかもしれません。
何も持ってこなかったら、それはそれで大丈夫です。
温泉に入る。
窓の外を見る。
川の音を聞く。
食事をする。
眠くなったら寝る。
それだけでも、旅の時間は過ぎていきます。
私も、スマホから完全に離れたことがあります
私自身、くすしきをつくるにあたって、出羽三山で山伏の修行をしたことがあります。
その数日間は、スマートフォンもテレビもなく、写真撮影も禁止でした。
そこで経験したことは、くすしきを考えるうえでも大きなものになりました。
ただ、この話を始めると長くなるので、また別の機会に。
「スマホをしまう時間」を持ち帰る
デジタルデトックスというと、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、ずっとスマホを使わない生活をする必要はないと思います。
旅をしている一日だけ。
夕食から翌朝までだけ。
温泉に入っている間だけ。
そんなふうに、自分でスマホをしまう時間をつくってみる。
一度やってみると、日常に戻ってからも、
「今日はちょっとスマホをしまっておこうかな」
と思うことがあるかもしれません。
これからの時代、「スマホをしまう箱」は生活必需品になるかもしれませんね。
もし家になければ、ぜひもう一度くすしきへ。
くすしきについて
群馬・四万温泉にある、
2室だけの小さな宿です。
Back